クラウド会計ソフト「freee」で初めての確定申告してみた。

「確定申告面倒くせぇ…」
と、この時期、個人事業主が必ずといっていいほど悩ましく思う確定申告ですが、自分は初めての確定申告にクラウド会計ソフト「freee」を使ってみたら、それはそれは拍子抜けするほどあっさり提出できたので、その流れとかをレポートします。

確定申告の「面倒」なイメージを覆してくれた

確定申告って「ややこしい」「時間がかかる」「一日待たされる」など、ひとつもいい噂を聞かなかったので自分もすごくビクビクしながら面倒だなぁ…と思ってたのですが、結論から言うと、
「ビビってたのが恥ずかしいくらいにすぐに終わった」
そもそも商品の仕入れや現金精算がそれほど多くなく、かつ売上がそのまま粗利になるようなフリーや個人のクリエイターならそもそものハードルが高くないかもしれません。
が、このfreeeを使えばさらに簡単・ラクに会計が完了します。簡単に青色申告までこぎつけて65万円の控除を得ることができるので、会計ソフトの選択肢として圧倒的じゃないでしょうか。
全自動のクラウド会計ソフト

 

freeeで生成した申告書PDFを印刷して税務署へ提出するだけ

自分は確定申告提出会場が開設されたその翌週、2月20日(月)に提出しに行きました。
確定申告って3月は地獄のように混むって聞かされてたし、こういうイベントごと後回しにするとそわそわして気分が落ち着かないので…。それでも結構待つこと覚悟で一日予定を空けて挑んだのですが、実際には書類の確認時間含めて5分で終了。
それこそ1日使うつもりで予定も組んでしまった…。
結局あれって、作成会場で書類を作成する人はその順番を待つってことだったのかと納得。
freee なら必要な書類はすべて自動で生成してくれるので、あとはそれを印刷して、添付が必要な書類(控除証明書や生命保険の支払証明とか)を準備して必要な箇所に判を押すだけです。あとはそのまま提出会場にGO。自分は直接税務署に持っていったけど郵送でもOKなのかな。

freee は確定申告書類作成の流れがわかりやすい

確定申告の申告書類の作成は、イチからすべてワークフローなっていて、画面上で1項目ずつ入力していくだけなのでスラスラ進めていくことができます。
確定申告画面
「収支がこうだから…これを確定申告書の欄のココに入れると…所得税がどうで…」とか考える必要はなかったです。当たり前な話ですが日々の帳簿付けで意識しておくことは
売上「いつ発生したのか、いつ着金したのか」
経費「いつ何にどれだけ使ったのか」
これだけ外してなければ、迷うこともないはず。

いくらラクといっても日々の帳簿付けは大切

いくらfreee でラクに会計ができるといっても、やはり1年間領収書を溜め込んでたら、それなりに苦労するはずです。
自分の場合は月ごとに領収書を封筒にまとめて入れていれて管理しています。領収書を貰って帰ってきたらとりあえずその月ごとに分けている封筒へ。月末などにちゃちゃっとfeee への入力が完了して月の精算を終えたら封筒の口をクリップで止めて完了の合図にしています。

クレジットカード情報も自動で取り込んで一発で会計

自動会計
「領収書を溜め込むべからず」と書きましたが、経費の精算を全部事業専用のクレジットカードで決済していればfreee と連携しておくだけでいいのでさらにラクになります。
というのも、feee はクレジットカードと連携して自動で支払い情報を取り込んで勘定科目を予測してくれます。取り込まれた情報を見て勘定科目が合ってればクリックして登録するだけ。

請求書作成サービス「misoca」との連携が便利すぎる

皆さん、見積書や請求書のフォーマットはどういったものを使用していますか。
自分は見積書・請求書がオンラインで作成できるサービス「misoca」で一括管理しています。

 
なぜこのmisoca なのかというと、実はfreee と連携できます。
 
 
 
 
 
 
「misoca」の便利なところは、作成・登録した請求情報をそのままfreee にクリックひとつで取り込むことができます。請求額はもちろん、クライアント情報や発生日・振り込み予定日も登録されるので期日がすぎた場合は「未決済あり」とfreee のほうに表示されるので、報酬の回収漏れも防ぐことができますね。
源泉税が発生する業種の方の場合は、クライアント側に差し引かれた源泉税は「事業主貸」として freee へ登録されますので、税金の払い過ぎや払い忘れも心配なし。
misoca

売上は「misoca」で、経費は専用クレカで一括管理で決まり

と、流れをざっくり紹介してきましたが、freee を使った会計なら、「misoca」で請求書・売上を管理しつつ、経費はできるだけ専用のクレジットカードで支払い自動で取り込むことを心がければ、もうほぼ会計は終わりといっても過言ではないかもしれません。
これだけラクだと「会計」の本質を理解できないままで、それもそれでどうなの?と思う方もいるかもしれませんが、会計そのものが重要なのではなくて、それによって得られる結果(例えば、過払い税金の還付や事業状況の把握)ですから、ラクできることはラクして、その分の時間を別のことに使いましょう。
というわけで、クラウド会計ソフト「freee」で初めての確定申告をラクに終わらせた話でした。


この記事を書いた人

石田 真啓|komete 代表